宝塚市との連携で完成した発電所

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第1号機、第2号機は自力で作ってきましたが、市民発電所のさらなる普及拡大を目指すなら、行政の協力が欠かせません。
行政の持っている建物や土地に太陽光発電システムを導入し、それを市民が支えるかたちの市民発電所にしていくこと。それが市民共有の財産の活かし方であると考えています。

2014年6月に宝塚市に「再生可能エネルギー推進のための基本条例」が出来ました。
その中には、行政、市民、事業者の役割が定めだれ、これからの私たちがめざすべきビジョンも盛り込まれています。
私が宝塚市の「宝塚市再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例」が素晴らしいと思うのは、きちんと市民と一緒に進めていくことを明示してくれたことです。
行政主導に頭ごなしに押し付けられるものではありません。また、他の自治体が真似できることを前提として制定されていることも素晴らしいです。真似するハードルは低くて、理念は高いんです。

この条例制定を受け、宝塚市との共同事業として「市民発電所設置モデル事業」を行なうことになり、事業者として選ばれました。
こうして「宝塚すみれ発電所第3号」が完成しました。