「第7回 あましんグリーンプレミアム」最優秀賞を受賞いたしました!

このたび、尼崎信用金庫が展開する環境保全活動の取組の一環、「あましんグリーンプレミアム」において、宝塚すみれ発電の事業が最優秀賞を受賞しましたのでご報告します。

昨年もお声がけいただき応募していたのですが、最終選考手前で落選。今年もまたお誘いいただいたものの、最初は乗り気ではありませんでした。しかし、私たちのやってきたことが金融機関に認められたならば、新しい世界が拓けるかもと思い直し、しっかりと書き込んだもので応募しました。それが最終選考に残っていると聞かされたときには、すでに出したこと自体を忘れてしまっていました。全体で140を越す応募の中で8件に絞られた最終選考です。選考会は実に厳粛に進められ、完全な非公開でした。

8分間という限られたプレゼン時間の中で、これまでのことをすべて盛り込み、酸欠状態になりながら説明しました。私たちがどうして再エネでまちづくりを目指すようになったのか、そこからどういった展開で今に至ったか、これから何を目指していくのか、など。質疑応答の時には半ばやけになって、言いたいことはすべて言おうと開き直り、ソーラーシェアリングなどの未来あるものにこそ金融機関は投資すべきです!と話しました。それが、予想してもいなかった大きな賞につながり、驚くと共に今まで支えてくださった多くの方々のお顔が目に浮かび、嬉しさも倍増です。

市民発電所なんて出来るのか?から、やってみよう!と踏み出した宝塚すみれ発電所1号基の建設。私たちにも電気は作れた!とみんなで喜び、2号建設に意欲を燃やしました。3号は宝塚市と協力して出来た市民発電所モデル事業。4号では念願の、農業を守るためのソーラーシェアリング。5号は中古パネルを使った電気の削減。2号の追加分として作った6号には共感寄付という新しい形の資金が入っています。農業など一次産業を取り巻く状況は厳しく、なんとか生産者や地域を守りたい、そのためのツールに再エネを選んでいる。これらが今回、未来に続くエコな事業であると認められたのです。2013年に会社を立ち上げ、少しずつですが前に進んできたつもりですが、やはり大変なことは数え切れないくらいありましたし、今でも大変さに変わりはありません。

おかげさまでいろんなところからお呼びがかかるようになり、様々な方たちに宝塚すみれ発電の事業を説明する機会が増えてきました。そして各地の課題もよりいっそうはっきりとわかるようにもなりました。私たちはどんな世の中を後世に残したいのか、今までに積み上げた私たちのツケ、環境汚染、地球温暖化、数え切れない負の遺産をどうするのか。私たちが立ち止まることなく、少しでも解決しながら、それがたとえ「ハチドリの一滴」であったとしても環境改善に向けて努力を続けなければいけません。「もっと頑張れよ!」と背中を押された。今回の受賞はそういったエールではないかと思っています。ここまで私たちの活動を支えてくださったみなさまには感謝の言葉しかありません。このままではいやだ、なんとかしたい、協力したい、と言ってくださった方々がいて宝塚すみれ発電の事業は成り立っています。この小さな動きを止めることのないよう、今後ともさらなる応援をどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社宝塚すみれ発電 代表取締役 井上保子

<4月15日 追記>
「あましんだより」に掲載されました。

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